アドクロ編集部がお届けする2025年6月16日週の渋谷OOHレポート。渋谷で展開された広告で、押さえておきたい広告事例をピックアップしていきます。過去のOOH事例は、下記を併せてご確認ください。
Topics①：Aぇ! groupの広告
Aぇ! groupの3rd Single「Chameleon」の広告です。“カメレオン”にちなんで、街で擬態化したクリエイティブを展開していました。
こちらの広告枠で広告が掲載されていない時のビジュアルを活用し、背景に擬態化したようなビジュアルで展開。「不意に視線を感じる」ような意外性を演出していました。
Topics②：Amazon Prime Videoの広告
Amazon Prime Videoの広告です。「観るってこころの充電というか。」「うまく泣けない日は映画に頼っていいよ。」など、視聴体験を感情的に肯定するコピーを前面に打ち出した構成になっていました。
同サービスを含め、動画配信サービスでは、具体的な作品を中心にした広告訴求を活用するシーンが多い印象でしたが、感情的な共感を狙った心に響くような広告展開となっていました。
6月中旬、天候が悪く比較的自宅にいる時間が長くなる、梅雨の時期を意識したのかもしれません。動画配信サービスの訴求ではなく、ユーザーにとっての心の居場所や感情の拠りどころとしての価値を言語化し、ブランドロイヤリティを高めようとする意図が感じられる広告展開でした。
Topics③：カルカン（Kalkan）の広告
カルカン（Kalkan）のキャットフード広告です。駅構内の柱をフルジャックする形で展開されており、全面にわたって猫のビジュアルと鮮やかなピンク色が使われている点が特徴的です。
猫の表情や仕草を繰り返し描くことで、視覚的や癒しや直感的に「猫」に関連する商品・サービスということを理解できる内容となっていました。
「ごろごろ言わずにいられにゃい！」「いびきじゃないよ、満足サインだよ。」といったコピーも猫の習性や飼い主の共感をうまく取り入れた言葉選びがされており、感情面への訴求力が高い構成になっていました。
また、デジタルサイネージを組み合わせて動画やアニメーションでの表現も取り入れており、動きのある演出が一層アイキャッチ効果を高めていました。駅のような短時間で多くの人が行き交う空間において、「一目で伝わる＋思わず足を止めたくなる」デザインに仕上がっていたように感じます。
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複数箇所で展開！UNOVE（アノブ）の広告
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アドクロ編集部
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