テレビCMからWeb動画まで、日々新しい広告作品が生まれ続けています。本記事では実際に放映されたCM事例を見ていきます。
大きな話題を呼んだものから、小規模ながらユニークな切り口で制作されたものまで、それぞれの特徴や工夫を分析していきます。予算や規模に関係なく、視聴者の心に寄り添うアプローチや、独創的な表現方法など、今後のCM制作のヒントとなるポイントを探っていきます。
一つひとつの事例から、広告表現の可能性を見出し、次の企画立案に活かせるアイデアを提供できれば幸いです。
実際に配信されたCM事例
【2025年1月】川崎競馬
神奈川県川崎競馬組合は、人気アニメ「進撃の巨人」とコラボレーションした新プロジェクトを2024年12月26日より開始した。このプロジェクトでは、『人類よ、競馬の壁は壊された。』をテーマに、競馬への親しみやすさを広げる様々な施策を展開する。
コラボレーションの第一弾として、競馬の魅力を分かりやすく伝える『競馬を楽しむための進撃の解説』と題したWebCMを公開。進撃の巨人の印象的なシーンを用いながら競馬の楽しみ方を紹介する内容となっている。
担当者によれば、本企画は競馬未経験者への魅力訴求を目的とした新規施策として検討を開始したという。「進撃の巨人」とのコラボレーションについては、作品に登場する「壁」というモチーフに着目したことがきっかけとなった。
WebCMでは、進撃の巨人のキャラクターの個性が際立つシーンを意図的に選択。作中のオーバーな演出と競馬の解説という内容のギャップを活かすことで、競馬未経験者でも楽しめる映像表現を目指した。
【2025年1月】ホクレン農業協同組合連合会「冬のご自愛ミルク」
ホクレン農業協同組合連合会は、1月22日より、俳優の寺田心さんを起用した新CMの放映・配信を開始した。併せて、北海道産牛乳を使用したアレンジホットミルクレシピや北海道牛乳の冬にまつわる豆知識を掲載した特設サイトも公開している。
新CMでは、高校生となり大人びた印象の寺田心さんが、日常の様々なシーンで北海道産牛乳を飲む様子をオリジナルBGMに合わせて描いた。CM内で登場するオリジナルBGM「ご自愛ミルク」はTikTokのフリー音源として使用可能となっている。
本プロモーションは、北海道の酪農家約4,400戸の拠出金による北海道産牛乳・乳製品の需要拡大運動「ミルクランド北海道」の一環として実施。Z世代をメインターゲットに、牛乳・乳製品の需要が低下する冬から春先にかけて展開する。
可愛らしい子役から、かっこいい青年へとイメージチェンジを遂げた寺田氏の起用は、牛乳自体のイメージ刷新を意図したものだ。
【2025年1月】メルカリ「メルカリ」
株式会社メルカリは、新テレビCMシリーズ「メルカリ、ありかも。」を2025年1月17日より全国で放映開始した。新CMでは俳優の千葉雄大さんがメルカリコスチュームを着用し、2種類のCMに出演する。
新CMシリーズでは「街頭インタビュー」篇で千葉雄大さんが若い女性二人に欲しい物を尋ね、メルカリで希望のスニーカーを見つけるシーンを展開。「お宅訪問」篇では、千葉雄大さんがレポーターとして女性の自宅を訪問し、使用していない不要品の価値を電卓で示す内容となっている。
担当者によると、不要品の処分や新生活準備などの年始特有のニーズに合わせたタイミングで展開することを意図したという。また、Z世代を意識したデジタル展開も考慮し、街頭インタビューやお宅訪問といった「突撃インタビュー風」の平成リバイバル的な演出を採用。Z世代だけでなく、当時のCMを記憶しているミレニアル世代以上の層にも共感を得られるオールターゲット向けの表現として企画された。
【2025年1月】春日井製菓「キシリクリスタル」
春日井製菓株式会社は、ひんやり3層ノンシュガーのど飴「キシリクリスタル」の新Web CMにアーティストのクリスタル ケイを起用し、2025年1月16日より公開した。
新しいWebCMでは、クリスタル ケイが「キシリクリスタル」のイメージカラーである緑と白の衣装をまとい、草原を歩きながら力強くも爽やかに歌唱する。映像では3人のクリスタル ケイが登場し、キャンディとキシリトールの3層を表現した3層ハーモニーを披露する。
また、過去のTVCMでも使用された『キシリクリスタル～♪』という楽曲を新たにアレンジし、最後には『キシリクリスタル～♪ケイ』というキャッチーなフレーズで締めくくられる。
【2025年1月】madoguchi「Oyobee（オヨビー）」
madoguchi株式会社は、業者呼び出しアプリ「オヨビー」の新CM「オヨビーダンス」篇を2025年1月20日から放映開始した。
アプリの本格ローンチを記念し、イメージキャラクターには歌手・俳優・モデルの鈴木愛理さんを起用。CMでは、ターコイズブルーのワンピース姿の鈴木さんが「くらしの悩み アプリでポチり！」というフレーズを中心に、オヨビーの特徴を歌とダンスで表現する。
CMクリエイティブの方向性について、「Oyobee」という名称の記憶定着と、自然と口ずさめるような印象的な仕上がりを重視して進めた。ポップな雰囲気づくりによって、ターゲット層がサービスを気軽に利用するきっかけとなることを期待している。
【2025年1月】プレミアアンチエイジング「DUO（デュオ）」
プレミアアンチエイジング株式会社は、『DUO（デュオ）』の「ザ クレンジングバーム」シリーズのリニューアルに合わせ、ブランドキャラクターである新木優子さん出演の新CMを2025年1月17日より全国で放映開始した。
デュオ ザ クレンジングバームシリーズは、2025年2月にブランド誕生15周年を迎える。今回のリニューアルでは、「落とす、うるおう、あと肌リッチ。」という新たなブランドメッセージを掲げ、ブランド誕生時からの理念である「お客様の悩みに寄り添い、肌印象が変わっていく楽しさを届けたい」という想いを改めて発信。
新CMでは、新木さんの洗練されたツヤ肌が織りなす陰影を特徴的に捉えた高級感のある映像表現となっている。
【2025年1月】ソフトブレーン「eセールスマネージャー」
ソフトブレーン株式会社は、CRM/SFA「eセールスマネージャー」の新テレビCM「勝負は顧客接点編」を2025年1月23日より放映開始した。
新CMでは、eセールスマネージャーを導入している企業と未導入企業の対比を、競技場でのリレーレースに例えて表現している。システムを導入している企業が、マーケティング、営業、アフターサポートの各部門間で顧客データをシームレスに共有し、ビジネスで成功を収める様子を描いている。
ツールを導入して準備を入念に行う企業とそうでない企業の各プロセス（マーケティング・営業・サービス）の違いを、競技場でのリレーに例えて表現。ビジネスの現場における準備の重要性を印象的に描き出した。
【2025年1月】はるやま
はるやま商事株式会社は、2025年4月の入学式を迎えるフレッシャーズに向けた「はるやま褒められセット」を29,900円（税込）で提供開始することに合わせ、2025年1月22日から新テレビCMの放映を開始した。
新TVCMでは俳優の出口夏希さんが出演し、「褒められセット」の29,900円という価格にちなんだ肉球（ニクキュー）のグローブを着用してポーズを決める。CM楽曲には、Z世代から支持を集めるアイドルグループFRUITS ZIPPERの新曲「かがみ」を採用した。
放映開始時期については、共通テスト終了後の2月を本格的な訴求時期と位置付け、それに先駆けて1月末からの展開を決定した。桜咲く季節の中で、希望に満ちた新生活への期待感をCMで表現している。
【2025年1月】MOTA「MATO車買取」
株式会社MOTAは2024年11月19日より、中古車買取サービス「MOTA車買取」の新WebCMの放映を開始した。新CMでは芸人のバカリズムさんを起用し、喫茶店を舞台に中古車売却時の課題を独特な演出で表現している。
新CMは「すごくラク」篇と「納得の高値」篇の2種類を制作。車買取をする際に感じる、煩わしさや手間、不安感をそれぞれのCMで表現している。
担当者によると、過去のCM放映実績から「サービスの独自性をユーザーへ伝えること」が重要なKPIとなっていたそうだ。多くのCMが認知獲得を目指す中、MOTAはサービス体験をゴールに据え、独自性と利便性の訴求を重視した展開を行った。
【2025年1月】ZTEジャパン「nubia（ヌビア）」
ZTEジャパン株式会社のハイエンドブランド「nubia（ヌビア）」は、新製品「nubia Flip 2」のイメージキャラクターとして山﨑賢人さんを起用し、新CMを2025年2月1日より全国で放映開始した。
新CMは「自分の道は、自分で決める」をテーマに制作され、特長である大画面と快適な操作性を持つ「nubia Flip 2」を表現。スローシャッターで撮影したかのような群衆の中を、山﨑さんが颯爽と走り抜けるシーンが印象的な演出となっている。
クリエイティブでは、他者と異なる選択にポジティブな価値を見出すユーザー層への共感を意識し、スマートフォンが自己表現の象徴となる瞬間を中心に据えた。同社はユーザーが「これが自分のスマホだ」と自信を持てる製品の提供を目指している。
【2025年1月】西武ガス
西部ガスグループは、2025年1月より国民的アニメ「サザエさん」とのコラボレーションを開始し、新イメージキャラクターとして起用することを発表。
テレビCMは「最新ガスコンロ機能」篇と「ガスのある暮らし」篇の2種類を制作し、福岡県で放映。さらに、WEB広告やノベルティグッズの制作、ホームページ特設サイトの開設、公式SNSでの展開など、多角的なプロモーションを実施する。
国民的アニメ「サザエさん」のキャラクターを起用することで、最新ガス機器の機能性とガスのある暮らしがもたらす温かさや豊かさを表現。さらに、西部ガスリビングメイトの社員をキャラクターとして動画内に登場させることで、暮らしの相談窓口として、西部ガスリビングメイトの認知拡大を図っている。
【2025年1月】ハウスメイト
株式会社ハウスメイトパートナーズは、イメージキャラクターの指原莉乃さんと、同僚役として出演する俳優の椎名桔平さん、中尾明慶さんを起用した新TVCM『ふたりのメイト』篇を2025年1月7日より全国で放映開始した。
新CMは「人生のふしめに寄り添うハウスメイト」をテーマに、幼馴染の男女の25年にわたる恋物語を描いている。CMでは保育園時代の出会いから、小中学生時代のライバル関係、高校生での恋人同士への発展、そして大人になって同棲を始めるまでの軌跡が表現された。
シリーズ第3弾となる今回は、受験篇、就活篇に続き、人生の重要な節目を描くことにこだわった。特に別々に歩んできた人生が初めて重なり合う瞬間を表現するため、主人公として「幼馴染」という設定を採用。人生の伴走者として最も相応しい関係性として選ばれた。
【2025年1月】REMPRESA「REMPRESA（レンプレッサ）」
株式会社REMPRESAは、プロテインブランド「REMPRESA（レンプレッサ）」の新WEBCMを2025年1月10日より公開した。新CMには女優の内田理央さんが起用され、YouTubeにて配信される。
このCMは、2024年11月から販売開始しているNEWラインナップ「REMPRESA PRO WPI ホエイプロテイン」の「ライチ味」「白ぶどう味」を訴求する内容となっている。
内田さんがプロテインの入ったお盆を持って登場し、マッチョな友人たちとともにプロテインを楽しむシーンが描かれる。友人たちが上腕二頭筋を自慢すると、内田さんも負けじと美肌をアピールするなど、明るく楽しい雰囲気の演出だ。
【2025年1月】広川製作所
株式会社広川製作所は、1月20日より、AIモデルを起用した新テレビCMの放映を山形県内で開始した。
新CMでは、AIモデルを全面的に起用し、人間らしい自然な表情と動きを取り入れた映像表現を実現。画面上では同社の製品が活用されている業界名が次々と表示され、最後に「ヒ・ロ・カ・ワ」という社名をリズミカルに繰り返すことで、視聴者への印象付けを図る。業界内でもまだ事例が少ないAIモデルの起用により、同社の革新性と先進性を表現した内容となっている。
中小企業という立場から、ネームバリューの高い有名人や俳優のキャスティング費用を捻出することが困難なため、新たな選択肢としてAIモデルを採用。不測の事態によるテレビCM停止リスクがなく、二次利用時の追加費用も不要で半永久的に利用できる点から、コストパフォーマンスや制作の安定性、長期的な運用面で最適だと判断した。
【2025年1月】ダイダン
ダイダン株式会社は、新CM「整え、挑む」篇と「生きる、のそばにいる。」篇の放映を2025年1月10日より開始した。新CMでは、陸上の田中希実選手とシンガーソングライターのビッケブランカさんを起用し、「設備工事に誇りを持つ姿」をコンセプトに制作された。
「整え、挑む」篇では、陸上選手の田中希実選手を起用。アスリートが日々コンディションを整え挑戦する姿に、ダイダンが空気、水、電気を緻密に調整して快適な空間づくりに挑戦する思いを重ねて表現している。
一方、「生きる、のそばにいる。」篇では、ビッケブランカさんが書き下ろした楽曲『伝言』とともに、設備が生活に身近な存在であることを伝えている。
【2025年1月】ワークポート
株式会社ワークポートは、俳優の山本耕史さんを起用した新CMを2025年1月13日より全国で放映開始した。新CMでは、山本耕史さんが転職コンシェルジュ役として登場し、同社のロゴに"顔ハメ"をする演出を取り入れてた。
新CMは2024年7月にリニューアルした新コーポレートロゴを全面に打ち出した内容となっている。映像では、転職希望者側を表す「WORK」と、山本耕史さん演じる転職コンシェルジュ側の「PORT」が結合する演出を通じて、転職活動に寄り添うという企業メッセージを表現。
新CM放映に合わせて、同社のサービスサイトも全面リニューアルを実施した。新設されたCMギャラリーページでは、全タイプのCM動画を視聴することが可能となっている。
【2025年1月】日本和装
日本和装は、全国で1月8日より新しいテレビCMの放映を開始した。
新CMは三種類で展開され、モデルの冨永愛さんがきもの姿と洋服姿の二役を演じ、長椅子で向き合うやりとりを通じて着付け体験の魅力を伝える。
この新CMは、2025年春から全国で開催される「お試し2回無料着付け体験」のプロモーションの一環として制作。昨年春に開催した着付け体験をさらにバージョンアップしたもので、1回では駆け足になりがちな体験を2回に分けることで、よりきものを身近に感じられる内容となっている。
【2025年1月】SUUMO
不動産・住宅情報サイト『SUUMO』は、2025年1月11日より女優の新木優子さんが初出演する新テレビCM「新木さんのスマホで内見気分」篇の放映を全国で開始した。
新CMでは、新木さんがSUUMOのスマートフォンアプリを使用して住まい探しを楽しむ様子を描いている。新木さんはスマートフォンを操作しながら、物件写真の中に吸い込まれるようにズームインし、リビングやキッチン、廊下などの室内をチェック。写真や動画、パノラマ表示などの機能を発見する度に、隣にいるスーモに見せながら驚きと喜びの表情を見せる。
CMの最後では「気になるお部屋、見に行った気分♪」と笑顔を見せ、スマートフォンでの手軽な住まい探しの魅力を表現している。
【2025年1月】KANEBO
化粧品ブランド「KANEBO」は、ブランドメッセージ「I HOPE.」を掲げ、新ブランドCM「I HOPE.希望」を2025年1月9日より全国で放映開始した。
同CMでは、中島セナさん、シャララジマさん、八木仁愛さん、関口メンディーさんの4名のキャストと、100名を超える出演者を起用し、希望を抱いて生きる人々の躍動感と力強さを描いている。
また、化粧と希望の関係性を象徴的に表現するアイコンとして鏡を採用。鏡面に反射する光によって、個々人の内側に秘められたアイデンティティと希望への強い思いを印象的に映し出した。
CMのクリエイティブでは、化粧品を「単なる美の追求を超えて、人間そのものを丸ごと肯定し、一人ひとりが持つ強さや勇気を引き出す存在」として描き出すことに注力。「化粧品を売っているのではない。"希望"を売っている」というCMコピーには、そういったKANEBOの思いが込められている。
【2025年1月】カンム「バンドルカード」
株式会社カンムは2024年12月27日より、人気動画クリエイターのはじめしゃちょーが出演する新しいWebCMを公開した。
新CMシリーズでは、1分でつくれるVisaプリペイドカードアプリ「バンドルカード」の特徴を、ユーモアを交えて表現。シリーズは全6本で構成され、はじめしゃちょーが足つぼマットの上で1分間耐久しながらバンドルカードを登録する企画や、ネット決済に悩む大学生の相談を実況・解説する内容となっている。
株式会社カンムは「お金の新しい選択肢をつくる」をミッションに掲げるFinTech企業で、バンドルカードは2024年8月時点で1,100万ダウンロードを達成している。
【2025年1月】エイブル
不動産仲介大手の株式会社エイブルは、新イメージキャラクターとしてお笑いコンビのチョコレートプラネットを起用した新テレビCMを制作し、2025年1月4日より全国で放送を開始した。
今回制作された新CMは『エイブルダンス篇』と『エイブル看板篇』の2種類で、それぞれ15秒のCMとなる。『エイブルダンス篇』では、「お部屋探しは、エイブル」というメッセージを楽曲で表現。エイブルのロゴをイメージしたウェーブなど、ポップな振り付けが特徴的な内容となっている。
『エイブル看板篇』では、チョコレートプラネットの二人がエイブルの看板の「ブ」の点々に扮し、エイブルの接客の心構えを表現している。二人の笑顔を通じて、新生活を迎える人々への応援メッセージを込めた内容となっている。
【2025年1月】ストライク
株式会社ストライクは、事業承継や成長戦略に不安を抱える経営者の想いに応えるテレビCM第三弾の放映を2024年12月27日より開始した。今回のCMでは俳優の和田正人を起用し、BSでは2024年12月27日から、地上波ではテレビ東京系列で2025年1月1日から放送している。
新CMは「事業承継」篇と「成長戦略」篇の2種類を制作。「事業承継」篇では、バーのカウンターで不安そうに語り合う経営者たちがM&Aによるリスクへの懸念を抱える様子を描いている。「成長戦略」篇では、M&Aを活用して会社の成長スピードを上げたい若手経営者が、信頼できる仲介業者を探す内容となっている。いずれも15秒版と30秒版を用意した。
新CMを通じて、事業承継や成長戦略における経営者の課題解決に向けた同社の姿勢を伝えている。
【2025年1月】コロナ「エコキュート」
株式会社コロナは、エコキュート新テレビCMの「最初に出したとこ」篇を2025年1月10日から放映開始した。
新CMでは、ブランドアンバサダーの女優 福本莉子さんを起用。コロナ本社の屋上で福本莉子が「エコキュートを最初に出したとこって、知ってる？」と大きな声で呼びかけるシーンから始まる。子どもたちの「知りません！」という返答に、ナレーションが「世界初はコロナなんです。」とエコキュートの開発者としての実績を伝える。次の快適を追求し続けるものづくり企業としての想いを、福本さんの全力の叫びと小学生とのコミカルなやり取りで表現することで、インパクトを残しつつ可愛らしく心に残るように工夫している。
新CMの放映時期については、持続可能な未来への貢献がますます重要となる今、エコキュートの省エネ性は未来志向の選択として、新年のタイミングが最適だと判断したそうだ。
【2025年1月】早稲田アカデミー
進学塾の早稲田アカデミーは、受験生応援シリーズ広告「You're the HERO.」の2025年版新グラフィックを2025年1月4日から公開した。
早稲田アカデミーは2016年から受験生応援シリーズ広告の「You're the HERO.」を展開している。このシリーズは、入試当日に一人で試験会場に向かう子どもたちを最後の一瞬まで応援したいという想いから生まれた。今回の新グラフィックでは「桜より先に、咲いてやろう。」というメッセージが込められている。
広告の撮影では、最終オーディションの場面にカメラマンを入れるという特別な手法を採用している。通常の撮影では引き出すことが難しい、追い詰められた受験生の真の表情をこの手法で表現している。
【2025年1月】東京ガス
東京ガスは、お笑いコンビ「令和ロマン」を起用した新しいテレビCMシリーズの放映を開始した。
キャッチフレーズには「東京ガスとやる？カーボンニュートラル」を採用し、お客様と共にカーボンニュートラル社会の実現を目指す同社の姿勢を表現している。
新CMシリーズは「地球の未来を守るマン」と題した3本で構成。特に未来を担う若者への訴求を意識し、お笑いコンビ「令和ロマン」を起用した。髙比良くるまさんが正義の味方を、松井ケムリさんが東京ガス社員を演じ、軽快な掛け合いを展開する。
【2025年1月】サンスター
サンスターグループは、2025年1月2日から新企業CM「防災にオーラルケア 雨ニモマケズ」篇の全国放送を開始した。
サンスターは、災害時のオーラルケアの重要性について、10年以上前から啓発活動を続けている。
新CMでは、宮沢賢治の詩『雨ニモマケズ』をアレンジしたナレーションを用い、厳しい環境下で懸命に生きる人々の姿や、かけがえのない日常の歯みがきのシーンを通じて、生活に溶け込んだ防災の備えを表現した。クリエイティブの特徴について、日常生活のシーンを丁寧に描くことで、その対極にある「非日常・防災」を間接的に感じさせる表現を目指したと説明している。
【2025年1月】東急リバブル
東急リバブル株式会社は、イメージキャラクターの俳優・岡田准一さんを起用した新CM「リフォーム後のイメージ」篇と「全国の物件」篇を2025年1月1日より全国6地域で放映開始した。
新CMは東急リバブルの敏腕営業パーソンとしての岡田さんが、お客様のために奮闘する姿を描く「先輩の教え」シリーズの最新作として制作された。これまでのシリーズでは、記者や作家など、様々なプロフェッショナルの姿と東急リバブルの営業パーソンを重ね合わせることで、不動産のプロとしての真摯な姿勢を表現してきた。
今回のテレビCMクリエイティブでは、個人のお客様に向けて、分かりやすい内容で営業職の姿勢を描くことに重点を置いており、その上で企業としての全国規模感や大手感のイメージを付加する工夫を施している。
【2025年1月】東急不動産「BRANZ(ブランズ)」
東急不動産は、環境先進マンション「BRANZ(ブランズ)」の新CMを2025年1月1日より関東、関西、北海道地域で放映開始した。
新CMでは、ブランドアンバサダーを務める俳優の長谷川博己を起用し、約7,950㎡の大規模な緑化空間を持つ「ブランズタワー豊洲」（東京都江東区）を撮影地として採用している。
新CMのタイトルは「マンションは、都市の自然になる。」篇で、CMでは、長谷川が立ち止まった1本の木にもたれる少女が、時の経過とともに成長していく様子を描いている。
BRANZの環境への取り組みと、住民とともに成長する緑豊かな暮らしを表現。最後には、成長した少女とBRANZの緑を重ねながら、長谷川が「それがBRANZ」と力強く締めくくる内容となっている。
【2025年1月】KIYOラーニング「スタディング」
KIYOラーニング株式会社は、オンライン資格講座「スタディング」の新テレビCM「忙しい人も合格してる」篇を2025年1月3日より放映開始した。
新テレビCMでは俳優の川口春奈さんが出演し、忙しくて資格勉強に踏み出せないビジネスマンの背中を押す内容となっている。
スタディングはスマートフォンで気軽に学習できる動画講座を提供し、移動時間や待ち時間などの短い時間を活用した学習を可能にしている。新CMでは、幅広い世代から支持を得ている川口春奈さんが、忙しい社会人に向けて累計2万4000人以上という合格実績をストレートに伝え、資格取得への一歩を後押しする。
【2025年1月】洋服の青山
洋服の青山の初売りCMが、2024年12月28日から全国で放送された。
新CMには、三浦友和さん、橋本環奈さん、なかやまきんに君に加え、新たに石川佳純さんが出演。CMは12月28日から12月31日まで放送される「初売り年末篇」と、2025年1月1日から1月5日まで放送される「初売り年始篇」の2部構成で実施された。
新CMには、三浦友和さん、橋本環奈さん、なかやまきんに君に加え、新たに石川佳純さんが出演し、三浦友和さんは52年の俳優人生で初めてダンスに挑戦している。
出演者たちが「お正月の歌」の洋服の青山オリジナルバージョンに合わせて、階段を降りながら軽やかなステップを披露する。
新CMは洋服の青山のYouTube公式チャンネルでも視聴可能となっている。
【2025年1月】Nadia
料理メディア「Nadia」を運営するNadia株式会社は、2025年1月1日より初のCM動画「家族の反応」篇の公開を開始した。
CMのクリエイティブでは、手間と時間をかけて料理を作っているにもかかわらず、家族からの反応がいまいちな状況に直面する母親の心情に焦点を当てたそうだ。そこから、全てプロの料理家によるレシピを提供するNadiaとの出会いを経て、料理への期待感が高まり、最終的には家族から絶賛される喜びの瞬間までを描写している。同社が掲げる「家族の幸せに貢献する」というミッションを体現した内容だ。
CMでは「レシピサイト」ではなく「レシピアプリ」という表現を採用し、公式Webサイトに加えて運営している公式アプリの利便性の高さを強調したいという意図があったという。
【2025年1月】SBI証券
SBI証券は2024年12月31日より、モデル・俳優の羽音氏を起用したサイネージCMの放送および公式YouTubeチャンネル「ビジネスドライブ！」の新シリーズを開始した。
サイネージCMは、浅草寺、生田神社など神社やTVer、ABEMA等のプラットフォームで展開。「SBIをカイセツしよう！」をテーマに、投資信託のクレジットカード決済額や投資信託保有残高に応じてダブルでポイントがたまる「つみたてWポイント」サービスを紹介している。若年層からアクティブトレーダー層まで幅広い顧客層をターゲットとしながらも、特に若年層の関心を集めるため、フレッシュなイメージの羽音氏を起用したという経緯がある。
今回の企画は、年末年始に新しいことを始めようとする人々に向けて、神社のサイネージを通じてサービスを周知し、投資を始めるきっかけを提供する狙いで実施された。
【2025年1月】Canva Japan
Canva Japan株式会社は、日本向けテレビCM・SNSプロモーションキャンペーン「信じられないほど、素晴らしく。」の最新作「島の郵便屋さん篇」を公開した。
本CMは、映画『百万円と苦虫女』などで知られるタナダユキ氏が監督を務め、ドラマ『海のはじまり』で注目を集める子役の泉谷星奈さんが主演を務めた。物語は、小学生の女の子ゆきちゃんと島の郵便屋さんの心温まる交流を描いている。
Canvaの特長である、誰でも簡単にデザインを作成できる点を訴求するため、年賀状シーズンという節目のタイミングに合わせて展開することを決定したそうだ。
ゆきちゃんと島の住人たちの物語を描く動画は2024年11月より全8作の動画シリーズとして構成。島の郵便屋さん篇は、YouTube広告および各種SNSで配信されている。
【2025年1月】大和財託
大和財託株式会社は、2025年1月6日から初となるタクシー広告を東京都内で放映開始した。
このCMでは、分散投資先として注目を集める同社の一棟収益不動産投資を中心とした「資産価値共創事業」を紹介する。企業認知度の向上を主な目的とし、一棟収益不動産投資のトレンド情報と企業の信用性、透明性を伝えるため、ニュース形式で情報を届ける「HEADLIGHT」を採用した。
放映期間は2025年1月6日から2月2日までで、東京都内23区及び武蔵野・三鷹地区のタクシーアプリ「S.RIDE」「DiDi」に対応しているタクシーで放映される。
【2025年1月】日鉄興和不動産
日鉄興和不動産株式会社は、俳優の横浜流星さんを起用した新CMシリーズ「LIVIO owner's emotion（リビオ オーナーズ・エモーション）」篇を2024年12月より放映をしている。
新CMシリーズでは、マンション購入後の新生活における喜びの瞬間を3つのエピソードで描く。横浜流星さんが演じる3つのストーリーは、実際のリビオオーナーの体験をもとに制作された。
本CMシリーズは「0日目の感動をずっと。」をメインメッセージに掲げ、新生活のうれしさを長く支え続けたいという日鉄興和不動産の企業姿勢を表現している。また「このフィルムの主人公は、あなたです。」というメッセージを通じて、顧客視点での豊かな不動産サービスの提供を目指す同社の理念を伝えている。
【2025年1月】レバウェル
レバレジーズメディカルケアが運営する医療・介護・保育・ヘルスケア業界特化型求人・転職サービス「レバウェル」は、2025年1月2日より新CMの放映を開始した。
新CMは2024年2月に放映されたシリーズの第二弾として作成され、前作と同様に俳優の奈緒さんが起用されている。看護師、介護職、保育士の3役を演じ分けた奈緒さんの演技が話題を集めた。
仕事に励む中で「私…このままで大丈夫？」という漠然とした不安を抱える主人公が、レバウェルのキャリアアドバイザーに相談することで次第に晴れやかな表情へと変わっていく様子を描いている。
注目度の高い箱根駅伝の時期から放映開始を決定するなど、クリエイティブ面以外でも工夫を行っている。
【2025年1月】ADEKA
株式会社ADEKAは、俳優の生田絵梨花さんが出演するテレビCM「素財姫（半導体の世界）篇」を、2024年12月30日から2025年1月7日にかけて、関東、関西、東海エリアでスポットCMとして放映。
新CMでは、生田絵梨花さんがADEKAカラーのスタイリッシュな衣装で素財の化身「素財姫」として登場し、普段は目にすることのできない先端半導体の世界を案内する。
映像内では、全長約3nmという微小な世界で、世界シェアNo.1を誇る先端半導体メモリ向け高誘電材料「アデカオルセラ」シリーズを模した「オルセラダンサーズ」とともに、テクノポップ調の楽曲に合わせてキレのあるダンスを披露する。
【2025年1月】TikTok
ショートムービープラットフォーム「TikTok」は、12月26日より新CM「好きに出会うきっかけが、流れてくる。」を公開。
新CMでは、アニメ・映画・ドラマ・テレビ番組の人気コンテンツ9作品とコラボレーションを実施。各作品の名シーンとユーザーのコメントを、リズミカルなモーショングラフィックスと絵文字を用いて表現している。なおコラボレーション作品には、「アオのハコ」「家政夫のミタゾノ」「SAKAMOTO DAYS」「ジャンクSPORTS」「孤独のグルメ」「ダンダダン」「DAN!DAN!EBiDAN!」「はたらく細胞」「BLEACH」が選ばれている。
【2025年1月】スピークバディ
スピークバディ株式会社は、2025年1月4日より関東および関西エリアで特色である個性豊かなキャラクター（AIバディ）との会話体験に焦点を当てたテレビCMの放映を開始した。
スピークバディは、2016年9月にリリースされた日本発のAI英会話アプリで、AIバディとの会話を通じて英語を学べる点が特長となっており、24年12月時点でアプリストアの評価は4.5を獲得するなど学習体験は高く評価されている。
【2025年1月】フレイアクリニック
全国18院を展開する美容皮膚科「フレイアクリニック」は、2024年12月26日より、生見愛瑠さんが新人教師役として出演する新CM『フレイア学園 新しいジブン篇』の放映とWebCM配信を開始した。
CMに5度目の出演となる生見愛瑠さんは、今回フレイア学園の新人教師として登場。メインCMでは、教師として様々な「はじめて」の経験に直面しながらも、前向きに進んでいく姿が描かれている。WebCMでは、恋愛リアリティーショーへの出演経験を持ち、10代からの支持が厚い古田愛理さんと丸田怜音さんをメインキャストに起用。「医療脱毛っぽくないCM」という評価を意図的に狙い、「フレイアクリニック」というブランドネームの認知拡大を目的にメッセージ性を重視したCM制作を展開した。
【2025年1月】asken「アスケン」
株式会社askenは、国内No.1※のAI食事管理アプリ『あすけん』の新テレビCMを2025年1月1日から1月17日まで放映する。
初回放送は2025年1月1日6時30分からのテレビ東京「孤独のグルメイッキ見」内で実施。食事を楽しむ様子が描写される「孤独のグルメ」の世界観が、同社の「食べたい食事を楽しみながら、食事全体のバランスで整える」というメッセージと通じることから、この番組での放映が決定。以降、関東エリア3局（フジテレビ・TBS・テレビ東京）で展開を予定している。
新CMでは【撮るだけ、カロリーがわかる。「あすけんSHOT（ショット）」】をキャッチコピーに「ねこふんじゃった」のメロディーに「また食べちゃった」という歌詞を合わせ、日常的な食事シーンでの利用を表現している。
※：日本国内App StoreとGoogle Playストア合算の「ヘルスケア（健康）/フィットネス」カテゴリにおける、2021年~2023年のダウンロード数および収益（2024年1月、data.ai調べ）
【2025年1月】朝日放送テレビ「ふるラボ」
朝日放送テレビが運営するふるさと納税サイト「ふるラボ」は、歌手の川崎鷹也氏を起用した新CMを放映。CMでは、多忙な若手社員が、ふるさと納税を通じて故郷の母とつながり合う様子を、川崎氏の心温まるハミングとナレーションで描いている。
今回のCMでは、「ふるラボ」の「地域とあなたを元気にするふるさと納税」というコンセプトを軸に「ふるさと納税」の本質的な価値である「地域と寄付者を繋ぐ」という点を重視し、現代社会において故郷と離れて暮らす人々の心情に寄り添いながら、ふるさと納税を通じて地域とつながることができるという希望を表現した。
【2025年1月】スタジオアリス「ふりホ」
スタジオアリスは、成人式振袖レンタル＆前撮りパック「ふりホ」の新WebCMを2024年12月20日より公開している。Z世代に人気の芸能事務所sejuから今森茉耶、向井怜衣、平松想乃、田仲埜愛、夏川メガン、紗和の6名を起用し、「ふりふり振袖-Enjoy-」篇、「ふりふり振袖-Dance-」篇、「クールに振袖」篇の3本を展開。
sejuは2024年に注目を集めた芸能事務所で、Z総研2024年下半期トレンドランキングの「流行ったコト・モノ部門」において、「seju顔」が1位を獲得。今回のWebCMは、ショート動画を楽しむ世代に向けて縦型で制作され、オリジナル制作されたPOPな楽曲「ふりふり振袖」「ふりふりふりホ」にのせ「ふりホ」のサービス名が印象に残るよう企画された。
CMの公開に合わせて「成人式革命キャンペーン」も実施され、出演タレントが登壇するスペシャルイベントへの招待券やサイン入りチェキが当たる企画も展開した。
【2025年1月】めちゃコミック
高畑充希氏を起用した「めちゃコミック」の新CMが2024年12月27日より全国で放送を開始している。
新CMのテーマは「ロマンス、ありあまってます。」で、ゲスの極み乙女の楽曲「ロマンスがありあまる」を BGMに採用し、めちゃコミックが提供する豊富な恋愛・ロマンスファンタジー作品の魅力を表現。
CMには『休日-遅刻篇』と『休日-ベッド篇』の2種類があり、それぞれマンガに夢中になって遅刻しそうになるシーンと、読みふけって寝てしまうシーンが描かれている。
【2025年1月】アシックス「METASPEED」
アシックスジャパンは、アスリート向けランニングシューズ「METASPEED（メタスピード）」シリーズの新TV-CM「駆け抜けろ、可能性。」篇を2025年1月2日と3日の2日間限定で全国放送した。
新CMは、レース本番を前にした緊張や重圧と向き合いながら走り続けるランナーを主人公として、「駆け抜けろ、可能性。」というキャッチコピーとともに、悔しさや努力などの経験を乗り越え、自分の可能性を信じ続けることで新たな可能性が開かれていくというメッセージを表現している。
CMに登場するランナーは、「METASPEED SKY PARIS」、「METASPEED EDGE PARIS」の新色シューズを着用。
【2024年12月】スピークジャパン AI英会話アプリ「スピーク」
スピークジャパン合同会社は、AI英会話アプリ「スピーク」の新CM「AI英会話でしゃべれまSpeak」編（15秒）を2025年1月4日より、関東・関西・中京エリアで放映開始。同社初のTVCMとなる今回は、高畑充希さんを起用し、「ひとりでこっそりうまくなる」をテーマに、リビングやキッチンなど日常のスキマ時間にAIと英会話練習をする様子が描かれている。
また、新CM放映に合わせて、WEBページからの新規登録またはログインで料金が割引になる「2025年の抱負 英会話をはじめまスピーク 新年キャンペーン」も実施する
1月4日からの放映開始については、新年に予定している料金割引キャンペーンとの相乗効果と新年特有の「新しいことに挑戦したい」という意識の高まる時期に訴求することを意図したという。
「スピーク」は、独自の自動音声認識技術やOpenAIのAIなどの技術を組み合わせた英会話学習アプリ。
【2024年12月】大東建託リーシング「いい部屋ネット」
大東建託リーシング株式会社は、お部屋さがしブランド「いい部屋ネット」の新テレビCMシリーズを12月26日から放送開始した。新CMは、「スマホドア」と題した全3篇のシリーズで、俳優の山田裕貴氏を起用し、「ずっと住みたいが、パッと見つかる。」をコンセプトにWEBサイトで理想の物件探しをする様子を表現。
公式キャラクター「いいへやラビット」も3DCGで登場する。また、山田自身が歌うオリジナル楽曲「いい部屋ネットのうた」を起用しエンターテインメント性も強化。
主要なターゲットである若年層に向けて、セリフや画面でストレートな表現を意識し、繁忙期における物件検索時の想起率向上を図る考えだ。
【2024年12月】レバテック
レバテック株式会社は、俳優の賀来賢人さんと八木莉可子さんを起用した新テレビCM『消えたITエンジニア』篇と『謎の名刺とITスキル』篇を、12月22日より関東で順次放映を開始。
CMでは、サスペンス映画のような緊張感漂う世界観の中で、ITエンジニア "飯田"の失踪をめぐる謎を追う賀来さんと、"謎の女"を演じる八木さんの物語を展開する。
同時に公開されるWebCMでは、テレビCMのストーリーの前日談が描かれ、八木さんが演じる"謎の女"が真剣かつ意味深に語る姿を通じて、レバテックの強みと魅力を発信。新シリーズとして転職活動中の方向けの3篇と、フリーランス向けの1篇、計4本のコンテンツを、より多くのエンジニアからのサービス認知を目指し放映する。
【2024年12月】グラフィコ「オキシクリーン」
グラフィコ社は、酵素系漂白剤「オキシクリーン」の新CMを2024年12月13日より全国で放映を開始した。新CMでは、イメージキャラクターのチョコレートプラネットが出演し、人気ネタ「TT兄弟」をオマージュした「OO兄弟」として登場する。
さまざまな掃除シーンで「OOポーズ」を決める様子が軽快な音楽とともに展開される。オキシクリーンの「O」がプリントされた白Tシャツと鮮やかなブルーのウィッグを着用した2人が印象的。
同社は新CM放映に合わせ、『大掃除にはオキシクリーン！OO兄弟からのWキャンペーン』を展開中。公式X（旧Twitter）のフォロー＆リポストで豪華賞品が当たる。
グラフィコ社は本CMを通じて、ブランドの持つ特徴を印象的に訴求していく考えだ。
【2024年12月】大塚製薬「アミノバリュー」
大塚製薬のBCAA飲料「アミノバリュー」は、2024年12月3日より、RIZAP風の演出を採用した新WEB CMの公開を開始した。運動継続を応援するメッセージを込めたこのCMでは、出産後初のCM出演となる峯岸みなみさんを起用している。
大塚製薬は今回のCM制作にあたり、運動と食事を通して理想の身体づくりを提唱するRIZAP社から特別な許可を得て、同社の特徴的な演出手法を採用した。CMでは、運動継続に課題を持つ男女が前向きに変化していく様子を、RIZAPでおなじみの音楽とともに表現している。
【2024年12月】トラストバンク「ふるさとチョイス」
ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクは、12月7日より、お笑いコンビのサンドウィッチマンを起用した新CMをテレビ放送で順次展開する。
サンドウィッチマンならではの掛け合いを通じて「ふるさとチョイス」の認知向上を図りつつ、ふるさと納税による地域支援の楽しさを伝えることに重点を置いている。
今回のCM制作の背景には、寄付者に「寄付が誰かの役に立つ」という実感を持ってもらいたいという思いがある。同社は単なる節税効果やお礼品の獲得だけでなく、地域や誰かを応援する楽しさを伝えることで、持続可能な制度と地域づくりの実現を目指している。
【2024年12月】セ―フィー
セーフィー株式会社は、創業10周年を迎え、「安心って、大事だ。」をテーマにした新CMを2024年12月1日より関西エリアで放映開始した。
今回のCMは、大阪府を拠点に全国展開するお好み焼・鉄板焼「千房」の店舗で撮影。同チェーンは従業員の安全確保を目的に、直営全店舗にセーフィーのシステムを導入している。
【2024年12月】エコリング
株式会社エコリングは、2024年12月2日より新WEB CMを公開している。新CMでは実業家のひろゆき氏を起用し、パリの自宅からオンラインで撮影を実施した。新CMは「フルボッコにされるエコリング」編、「可哀想なので覚えてあげてください」編など全9パターンを制作し、YouTubeなどのSNSプラットフォームと、12月16日からは新宿の屋外ビジョンで展開予定。ひろゆき氏のトレードマークである「いつもの配信画角」を採用し、WEB会議ツールを使用してオンラインで撮影した動画を利用している点が大きな特徴だ。
【2024年12月】GREEN SPOON
株式会社Greenspoonは、2024年12月1日から関西エリアで初となるテレビCMの放送を開始した。同社が展開する「GREEN SPOON」は、「自分を好きでいつづけられる人生を。」をビジョンに掲げ、素材そのままの野菜たっぷりのおうちごはんを提供している。今回のTVCMは、「オフィスでのランチ」と「帰宅後の夕食」という日常的なシーンに焦点を当て、食生活における「野菜担当」としての商品価値を訴求する内容となっている。
【2024年12月】ニーリー「Park Direct」
Park Directは、サービス開始から5周年を迎え、全国47都道府県の不動産管理会社に導入されている。月極駐車場の検索から契約、賃料支払いまですべてをオンラインで完結でき、最短即日からの利用が可能となっている。
今回のCMでは、Park Directのブランドカラーである青を基調とした布を背負ったラクダが、首から日本のナンバープレートを下げ、月極駐車場に座る「駐ラクダ」という独創的な演出を採用した。CMには駐車場を探すドライバーの女性も登場し、スマートフォンで簡単に契約できる利便性を表現している。
【2024年12月】Macbee Planet タクシーCM
Macbee Planetは、2024年12月2日より、東京23区内の約11,500台のタクシーで初となるCM放映を開始した。
今年9月に「すべてのマーケティングを成果報酬に」という新たなタグラインを発表している。今回のタクシーCM展開は、多様化するクライアント企業に向け、特にビジネスパーソン層への認知拡大とブランド浸透を狙った取り組みとなる。
【2024年12月】Fast Fitness Japan「エニタイムフィットネス」
エニタイムフィットネスを展開するFast Fitness Japanは、2023年12月から実施した全国プロモーションに続き、2023年12月1日より新たなプロモーションを開始した。「自分を、もっと楽しむ力を。」をキャッチコピーとし、コネクテッドTVやWEBでの動画広告を中心に展開。
世界最大級のフィットネスジムチェーンであるエニタイムフィットネスは、日本国内で1,163店舗を展開し、会員数は90万人を超えている。
今回のプロモーションでは、自己実現をサポートする「ライフモチベートプレイス」としてのブランドイメージを強調し、8月1日にリリースした新機能「AFアプリ」も紹介している。また、2025年2月にはBSフジでフィットネスジムを舞台とした即興ドラマの放送も予定されており、2025年1月末までは全国店舗で特別入会キャンペーンも実施される。
【2024年11月】楽天モバイル
楽天モバイルは、タレントの武井壮を起用し、同社の4G人口カバー率99.9%達成までの道のりを紹介する新ウェブCM「武井壮 巨大○○に挑戦！」篇を11月29日より公開した。新ウェブCMは、険しい山道での撮影を通じて、楽天モバイルの通信エリア拡大の軌跡を表現。撮影では実際の急斜面で武井壮自身が激走し、ドローンカメラを駆使した迫力ある映像が収められた。楽天モバイル公式TikTokでは、武井壮とのコラボ動画も同時配信している。
【2024年11月】株式会社ネイチャーラボ「MARO17（マーロセブンティーン）」
株式会社ネイチャーラボは、メンズヘアケアブランド「MARO17」の新アニメーションCMを2024年11月25日より全国で順次放映を実施した。
新CM「まだ、あきらめてないだろ？」篇では、メインキャラクターのテツ（声優：細谷佳正氏）に加え、朔千夜（声優：宮野真守氏）が新キャラクターとして登場し、テーマソングには東京スカパラダイスオーケストラが本CM用に書き下ろした新曲を提供している。CM放映に合わせて渋谷駅周辺でも広告が展開され、「あきらめるなよ、男だろ。」をブランドメッセージとするMAORO17は、独自処方のペプチドを配合したシャンプーやコンディショナーなどの製品を展開している。
【2024年11月】LegalOn Technologies「LegalOn Cloud」
LegalOn Technologiesは、AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」の関西圏での認知度向上を目指し、2024年11月15日よりテレビCMとインフォマーシャルの放送を開始。このプラットフォームは、個人の経験や知識に依存しがちだった法務業務を一元管理し、企業全体の知見として活用できる仕組みを提供している。
2024年4月のサービス開始から半年という節目を迎え、関西圏の企業やビジネスパーソンへ向けたプロモーションを展開し、朝日放送テレビ、毎日放送、テレビ大阪の主要3局で11月15日から30日まで放送。また「報道ステーション」などの情報番組内でのインフォマーシャルも予定され、関西6府県全域をカバーする展開となっている。
【2024年11月】株式会社Sales Marker「Sales Marker」
株式会社Sales Markerは、顧客起点の営業手法「インテントセールス」を実現する『Sales Marker』の日本市場での更なる普及を目指し、タレントの斎藤工さん演じる熱血営業部長と営業部員が「これからの営業はインテントセールス」という記事との出会いから始まるストーリー展開を起用した新CMの放映を全国で開始。
このサービスは、520万社の企業データベースを活用し、企業の課題やキーパーソンの興味関心を把握することで、適切な営業アプローチを可能にしている。
今回のプロモーションではインテントセールスの実践によって、営業活動が単なる押し売りではなく、データに基づいた顧客起点の活動に進化していくことを表現。著名タレントを起用し、まだインテントセールスを認知していない層にも幅広く訴求することを目的に展開している。
【2024年11月】株式会社フィネス「サジーベリー」
株式会社フィネスは、俳優・アーティストの「のん」さんを起用したCM「のんとサジーベリー 甘くないぜ！人生は。」篇を11月16日より一部地域で放送。CMでは、のんさんの明るい表情と「甘くないぜ！人生は」というコピーを通じて、サジーベリーが元気と美しさを応援する、現代の生活に活力をもたらす健康飲料であることを印象付けている。
このプロモーションでは「人生にはいろいろあるけれど、前向きに元気に生きていく強さを持ってほしい」という思いをのんさんの表現を通して伝えることを意図。
株式会社フィネスは、CM放送と同時に2024年11月から企業広告にのんさんを起用し、グループ会社の「サジーワン」と連携してプロモーションを展開している。
【2024年11月】株式会社OKURA 「OKURA」
リユースの高級時計やバッグ・貴金属を専門に取り扱う株式会社OKURAは、俳優の吉田鋼太郎さんを起用した新CMを公開した。CMは、愛用のブランド品を手放すことに悩みながらも、勢いよく「おおお～くら！」と叫びながらOKURAに駆け込む吉田さんのコミカルな演技が印象的だ。
このCMはWeb・タクシー広告・店頭サイネージで展開している。また、このCMと併せて、CMメイキング映像と吉田鋼太郎さんのインタビュー映像も公開された。
愛着のある品を手放す決断の難しさ、そしてOKURAがお客様の大切な品物を丁寧に査定するというOKURAの想いを感じるCMとなっている。
【2024年11月】ブラザー工業株式会社「ブラザー」
ブラザー工業株式会社は、特設サイトにて働く人々を応援する新しい企業CM「いい仕事しようぜ。」を公開した。CMでは、仕事に悩む若手社員2人が登場。学生時代の部活仲間という設定で、仕事で壁にぶつかりながらも、お互いを励まし合い成長していく姿が描かれている。
このCMで、オフィスのプリンターや生産現場の工作機械といったブラザー製品も登場。仕事を頑張る人たちをそばで支える存在であることを表現している。また、このCM公開と併せて、短縮版の企業CM「ここにブラザー。」シリーズも公開された。
今回のCMには、ブラザー工業株式会社の「目の前の仕事に全力で取り組むすべての人をすぐそばで支えたい」という思いが込められている。
【2024年11月】株式会社Luup「LUUP」
株式会社Luupは、CMキャラクターに二宮和也さんを起用した初のテレビCMの放映を開始。CMキャンペーンサイトも公開し、東京・大阪にある一部のLUUPポートには二宮さんのグラフィック看板も掲出した。
「もう、フツーでしょ？」というセリフを通じて、日常の一部としてLUUPを使いこなす姿を二宮さんがリアルに表現。また、二宮さんの起用理由として、幅広い層から支持され、自然体で共感しやすいことに加え、実際にLUUPを愛用していることが重要なポイントになった。CMでは、電動キックボードや電動アシスト自転車が日常の移動手段として自然に溶け込んでいる様子を描きながら、同時に交通ルールやマナーの遵守の重要性も訴求している。
株式会社Luupは、幅広い年代に『自分も乗ってみよう』と感じてもらえるきっかけになることを期待し、今回のCMを展開している。
【2024年10月】AGC株式会社「AGC」
AGC株式会社は、女優の広瀬すずさんを起用したCM「突撃！クイズAGC／水素エネルギー篇」の公開を開始した。CMは、犬の散歩中に突然AGCのクイズが出題され、箱の中に入ったAGCの素材におそるおそる触れる広瀬すずさんが、その正体を当てるという内容。
AGCが様々な領域を支える「素材の会社」であることを、明るく元気に、そしてシンプルに伝えたいと考え、幅広い世代から支持されている広瀬すずさんを起用したそうだ。
CMは、AGCの特設サイトや公式YouTubeチャンネルで2024年10月18日から公開されている。
【2024年10月】株式会社明治「銀座カリー」
株式会社 明治は、発売30周年を迎える「銀座カリー」のリニューアルを記念し、お笑いコンビ・オードリーを起用したテレビCMを全国で放映開始した。新CMに加え、WEB CMや交通広告など、複数メディアでのプロモーション展開も実施。
テレビCMでは、銀座近郊出身の若林さんが銀座への愛着をインタビュー形式で語り、銀座カリーの「奥深い味わい」を表現。WEB CMでは、春日さんが「銀座カリー」役として登場する、ユニークな内容だ。同社は新CM放映に合わせ、銀座・入船・所沢で、3つの異なる交通広告も実施した。
明治では、今回のキャンペーンを通じて、30年の歴史を持つ銀座カリーの新たなブランド価値の創造と、若年層への認知拡大を図る方針だ。
【2024年10月】アース製薬株式会社「Damon（ダモン）」
アース製薬株式会社は、新製品のマウスウォッシュ「Damon（ダモン）」の新テレビCM「ラップ＆ブレイキン」篇を放送開始した。同CMには、日本を代表するブレイクダンサーのShigekix（半井重幸）選手を起用している。
東京と大阪でピールオフ広告を展開し、渋谷駅構内のPickUpランキン 渋谷ちかみちと、Osaka Metro御堂筋線なんば駅の改札外通路壁面にて、スティックタイプの「ダモン リラックスミント（12mL 1本）」が無料でもらえる広告を掲出した。
駅広告においては、口臭に見立てた紫色のリーフレットをピールオフすると、爽やかな笑顔でポーズ（フリーズ）を決めるShigekixさんが出現するという仕掛けを用意。この独創的なアプローチにより、より多くの消費者に製品の特徴を印象的に伝えることに成功したようだ。
【2024年10月】カゴメ株式会社「ごはんにかけるスープ」「ごはんにかけるスープ」
株式会社カゴメは、新商品「ごはんにかけるスープ」シリーズと「旨辛チリトマト鍋スープ」のCMに、人気ダンスボーカルユニット「新しい学校のリーダーズ」を起用した。
CMは、「あける、かける、たべる」篇と「必殺旨辛チリトマト鍋」篇の2種類。前者では、簡単でおいしい「ごはんにかけるスープ」の食べ方を、メンバーの個性的なダンスと表情で表現した。後者では、旨辛チリトマト鍋の様々なアレンジレシピを、コミカルな動きで紹介している。ワクワク楽しい！やってみたい！と思ってもらえるように工夫したという。
トマトを使った食事をもっと気軽に、そして楽しく味わってほしいというカゴメの思いが感じられる。
【2024年8月】かどや製油株式会社「かどやの純正ごま油」
かどや製油株式会社は『かどやの純正ごま油』のWebCMの放映を開始しました。併せてかどや製油公式Xにてキャンペーンも実施。
今回のヨハネス・フェルメールの名作「牛乳を注ぐ女」をオマージュしたWebCMでは、『かどやの純正ごま油』を料理に直接、調味料としてかけることでお手軽に料理を美味しく仕上げる「ごま油を注ぎたい女」の姿が描かれている。誰もが見たことのある名画のオマージュというのはとてもユニークで、普段ごま油の広告に興味を持たない層にも響きやすいWebCMとなった。
WebCM放映と同時に公式Xでキャンペーンを実施するなど、若年層の認知度向上も狙った施策。幅広い層へ向けて商品の魅力を存分に伝えた事例だ。
【2024年6月】Wolt Japan株式会社「Wolt（ウォルト）」
デリバリーサービス「Wolt（ウォルト）」を展開するWolt Japan株式会社は、俳優の戸次重幸さんを起用した新テレビCMを北海道エリアで公開した。
第一弾CMでは直接顔に貼った正体不明の“あの人”がサービスの魅力を紹介。第二弾ではその正体を明かし、Woltステッカーを直接顔に貼った戸次さんがおすすめのお店を紹介していく内容となっている。
アプリ上で顧客が選べるお店が充実していて地域No.1である事実を背景に、北海道に絞って施策を展開し、Woltのサービスを地域に根ざした形で訴求している。北海道を代表する演劇ユニットTEAM NACSの戸次重幸さんを起用し、地域の親近感と信頼感を醸成するアプローチは非常に効果的であっただろう。
CMの種類と特徴
テレビCMとWEB CMの基本ガイドをご紹介します。広告手段としてのCMには、テレビで放送される従来型のテレビCMと、インターネット上で展開されるWEB CMがあり、それぞれの特性を活かした使い分けが重要になっています。テレビCMは「スポットCM」と「タイムCM」という2つの形式があります。
スポットCM
広告主が希望する曜日や時間帯を選んで放送できる形式です。例えば「平日の夜7時台」や「休日の午後」といった具合に、商品やサービスに最適な時間帯を狙って配信することができます。ただし、時間指定の範囲を細かくすればするほど、必要となる費用は増加する傾向にあります。
タイムCM
特定の番組に紐づいた広告です。選んだ番組の放送前後や番組の合間に広告を流すため、その番組を視聴している層に向けて効果的にアプローチすることができます。ゴールデンタイムなど、視聴率の高い時間帯の番組は広告費用も高くなりますが、その分多くの視聴者への露出が期待できます。
WEB CM
視聴者の属性や興味関心に基づいた細かいターゲティングが可能です。YouTubeやSNSなどのプラットフォームを通じて配信され、視聴データの分析や効果測定も容易に行えます。また、従来のTV CMと比べて制作費用や配信費用を抑えられることも特徴です。視聴者は好きな時に好きな場所で視聴でき、気になった商品やサービスにすぐにアクセスできる利点もあります。
テレビCMの強みは幅広い層に一度にリーチできる点ですが、細かいターゲティングが難しいというデメリットがあります。この課題に対して、地方局の活用やWEB CMとの組み合わせによるクロスメディア展開が注目されています。地方局でのCM展開であれば、地域を絞った効果的な宣伝活動が可能となり、WEB CMと組み合わせることで、より的確なターゲット層へのアプローチが実現できます。それぞれのメディアの特性を理解し、広告目的に応じて適切に使い分けることが、現代の広告戦略において重要なポイントとなっています。
まとめ
CM事例からは、視聴者の心をつかむためのヒントが数多く見えてきました。それは必ずしも大きな予算や派手な演出だけでなく、時には小さな工夫や丁寧な表現の積み重ねによって生まれる感動があります。
放送時間が限られているからこそ、1つ1つのシーンに込められた想いや、ストーリーの組み立て方、音楽の使い方など、細部にまでこだわることで、視聴者の記憶に残る作品が生まれます。また、テレビCMとWEB CMの特性を活かし、メディアの垣根を超えた展開によって、より深い共感を得ることも可能になってきています。
本記事で紹介した事例が、次なるCM制作のきっかけとなれば幸いです。予算や条件は異なっても、視聴者の心に寄り添う表現を追求することで、新しい可能性は必ず開けるはずです。これからも、クリエイティブの現場から生まれる様々なアイデアに注目していきたいと思います。
アドクロ編集部
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